Raptioの管理画面は、ファイルベースのCMSであることを意識させない、直感的で整理されたインターフェースを提供します。左側に配置されたサイドバーから、サイト運営に必要なすべての機能へアクセス可能です。
ここでは、各メニューがどのような役割を持ち、サイト管理においてどのように機能しているかを詳しく解説します。
管理画面のメニュー構成
管理画面は主に「コンテンツ管理」「サイト管理」「設定・拡張」の3つのエリアで構成されています。
1. コンテンツ管理エリア
サイトの核となる情報を操作する領域です。
投稿一覧 (edit-posts.php): ブログ記事やニュースなどの「投稿」を管理します。記事の新規作成、編集、削除、公開・非公開状態の切り替えを一括で行う場所です。
固定ページ (edit-pages.php): 「会社概要」や「プライバシーポリシー」といった、階層構造に依存しない固定的なページを管理します。投稿と完全に分離されているため、サイトの構造をシンプルに保てます。
カテゴリー (categories.php): 投稿を分類するためのカテゴリーを定義します。ここでの設定は各記事のメタデータとして保存され、フロントエンドでの表示出し分けやアーカイブ作成の基準となります。
メディア (media.php):
サイト内で使用する画像、動画、PDFなどを管理します。アップロードされたファイルは /uploads/ ディレクトリに直接保存され、URL経由でMarkdown内に呼び出されます。
2. サイト管理・デザインエリア
サイトの見た目や構造を制御する領域です。
サイト設定 (site-settings.php): サイト名、ベースURL、言語設定など、システム全体に影響を与える基本情報を管理します。
メニュー管理 (site-menu.php): サイトのヘッダーやフッターに表示するナビゲーションメニューを構成します。
サイドバー管理 (site-sidebar.php):
ウィジェットの配置やサイドバーの表示内容を一元管理します。includes/widget-manager.php と連携し、テーマに依存せず動的にコンテンツを差し替えることができます。
テーマ管理 (themes.php):
現在使用するテーマの確認、切り替え、プレビューを行います。/themes/ 配下のテンプレートと密接に連携しています。
3. 設定・拡張エリア
システムの堅牢性と拡張性を担保する領域です。
プラグイン管理 (plugins.php): サイトに新しい機能を追加するためのプラグインを有効化・無効化します。プラグイン専用の画面がある場合もここから遷移します。
カスタム投稿タイプ設定 (cpt-settings.php):
「製品情報」「イベント」など、標準の「投稿」とは異なるデータ構造が必要な場合に、新しい投稿タイプを定義します。設定変更だけで data/ 配下に新しいディレクトリが自動生成される柔軟な機能です。
データ整理 (cleanup.php): インデックスの再構築や、不要なデータファイルの整理など、システムを健全に保つためのメンテナンスを行います。
管理画面の技術的な役割
これらのメニューは、バックエンドの admin/api.php を経由して、data/ 配下のJSONデータやMarkdownファイルを直接操作しています。
管理画面で「保存」ボタンを押した瞬間、システムは以下のプロセスを同期的に実行します。
データ書き込み: MarkdownまたはJSONファイルの生成・更新。
メタデータ抽出: インデックスファイル (*_index.json) の再生成による、検索と表示の高速化。
フック実行: 有効なプラグインに対する処理の通知。
このように、管理画面のメニュー一つひとつが、Raptioの「軽量かつ堅牢」なアーキテクチャを最大限に活かせるよう設計されています。